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着物買取でがっかりする人が半数以上!二束三文で買い叩かれるのは本当?

着物買取でがっかり

買取に出した着物の査定額が、予想外に低い査定額でがっかりした経験はありませんか?

特に、大切な思い入れのある着物の場合、そのショックは大きいものです。

この記事では、着物買取でがっかりしてしまう理由や、がっかりしないために知っておくべき重要な対策を解説します。

ちなみに2024年現在、着物は高価買取してもらえる傾向にあるものの、買った金額の10分の1〜5分の1になればいい方です。

1960年前後の着物のデザインは、2024年現在だとあまり人気がなく、高く再販できないのが理由だそうです。

また嫁入り道具として親からもらうことが多い喪服は、最近だと着る機会がほぼないため、買取NGであるケースが多いみたいです。

もしがっかりしても着物を売りたい場合には、福ちゃんがおすすめです。

福ちゃんは、着物を買い取った後の販路に強いため、他社を寄せ付けない高価買取が期待できます!

目次(タップで開く)

着物買取でがっかりしてしまう理由

着物買取でがっかりしてしまうのは、主に上記のケースです。

それぞれについて詳しく解説します。

査定額が低い

着物の買取でがっかりしてしまう多くの理由は「査定額が想像以上に低い」と感じてしまうことです。

たとえば振袖や訪問着など格の高い着物は、購入時の値段が高額なので「「高く売れるのでは?」と期待してしまいます。

しかし、実際の着物買取額の相場は、購入額の10~20%ほどであり、仮に10万円で購入した着物は1万円ほどの買取額になってしまいます。

その上、着物に汚れやシミ、シワなどがある場合には、さらに買取額が下がってしまいます。

着物買取の相場を知らないことで、買取価格への期待が過度に高まってしまい「査定額が低い」と感じてしまうのです。

買取不可と言われた

売れると思っていた着物が「買取不可」と言われてしまった時にもがっかりしてしまいます。

着物が買取不可になってしまう主な原因は以下の通りです。

  • シミや汚れの分部が広範囲
  • カビ臭いにおいがする
  • 買取対象外のもの(喪服、和装小物など)

上記の着物は買取を行っても、再販することが難しいため、買取不可となってしまいます。

買取店の買取事例を見て期待した

着物買取業者のサイトに掲載されている買取実績を見てしまうことも「がっかり」の原因です。

掲載されている買取実績は高額なものが多く「家にある着物も高額で買い取ってもらえるかも」と期待してしまうからです。

しかし、いざ査定を依頼すると二束三文の買取額になることが多く「もっと高額だと思っていたのに」と落胆してしまいます。

業者のホームページに掲載されている買取実績は、数ある取引の中でも特に高額だったほんの一例にすぎません。

着物の買取額が全般的に高いわけではないので注意が必要です。

スタッフ・鑑定士の対応が悪い

鑑定士の態度が悪い場合にもがっかりしてしまいます。

  • 一点一点丁寧に確認しない
  • 査定の基準について十分な説明をしない
  • 態度が高圧的で冷たく感じる

このように、スタッフの対応が悪いと「買取後、思い入れのある着物が粗末に扱われるのでは?」と心配になってしまいます。

大切な着物を査定に出す際には、信頼関係が必要です。

スタッフの対応が悪いと感じた場合には、他の業者への依頼を検討しましょう。

着物以外の査定を強要された

着物を買い取りに出したいのに、着物以外の査定を強要される場合にもがっかりしてしまいます。

買取業者の中には、着物の買い取りを入口として、本来の目的である貴金属の査定を求めてくる悪質業者も存在します。

貴金属は需要が高く、販売ルートも幅広いからです。

出張買取などで、依頼者の自宅に鑑定士が訪問した際に、貴金属の査定を求めてくる業者は要注意です。

着物買取でがっかりな査定額になる理由

それでは、着物買取でがっかりな査定額になってしまう原因はどのようなケースなのでしょうか?

以下、それぞれ詳しく解説していきましょう。

着物の需要が低下している

買取額が二束三文になってしまう大きな原因は、近年の着物の需要の低下です。

現代では、以下の理由から着物を着る機会もどんどん減ってきています。

  • 一人で着物を着れない
  • 着るのが面倒
  • 身体を動かしにくい

多くの人が、成人式や結婚式など特別な日にしか着物に袖を通しません。

その上、「着物は着用後の手入れが面倒だから」とレンタルを利用する人も多くなっています。

そもそも着物に興味が無い、購入しようと思わない、そんな理由から着物の需要がどんどん低下しているのです。

需要が低ければ、高値で売ることもできません。

そのため、買取額もどんどん下がってしまうのです。

着物の状態がよくない(汚れなど)

以下のような状態の悪い着物は買取額も下がります。

  • シミや汚れの分部が広範囲
  • カビ臭いにおいがする

このような着物は、価値が大きく下がってしまうからです。

例え有名産地で作られた着物や、著名な作家が手掛けた高級着物であっても、態が悪ければ買取額は大幅に下がってしまうので、注意しましょう。

購入後10年以上経過した着物

特に目立った汚れなどがなくても、購入後10年以上経過してしまった着物は高く売れません。

デザインが古くなる、生地が劣化し傷みやすくなるなどの理由から、価値が下がってしまうからです。

古い着物でも、希少価値が高く、人気のある着物などは骨董品や美術品として高額で売れることもあります。

しかし、多くの場合、古い着物は買取額が低くなってしまいます。

着物のサイズが小さい

サイズが小さい着物も、買取額が下がる原因です。

サイズの小さい着物は着用できる人が「身体の小さい人」に限定されてしまうため、需要が低くなってしまうからです。

一方、大きい着物は、身体の大小を問わず、着用する人のサイズに合わせて幅広く着用することができます。

そのため、買取額も小さい着物に比べ高額です。

特に、古い着物は、平均身長の低い昔の人向けに作られています。

そのため、買取額も低くなってしまいます。

高級着物ではない

元値が安い着物は、高く売ることができません。

一般的に、着物の買取価格は、着物の購入額に比例するからです。

振袖や留袖、訪問着などの格の高い着物や、大島紬や京友禅など名の通った着物は買取額も高額です。

しかし、浴衣や小紋などそもそもの購入額が低い場合は、高価買取は望めないでしょう。

高級着物なのに証紙がない

高級着物であるのに、証紙がないものは、査定時の大きなマイナスポイントになってしまいます。

証紙は、着物の品質を保証する大切な証明書だからです。

有名産地の着物や、有名作家が手掛けた着物は高価買取が期待できます。

しかし、いくら価値の高い着物でも「証紙」がなければ、着物の価値を証明することができません。

そのため、証紙のない着物は買取額が不安定になってしまいます。

着物専門の鑑定士以外に査定される

着物の知識のない鑑定士に買い取りを依頼するのはNGです。

着物の適正な価値を見極めることができないからです。

洋服や雑貨、家具などさまざまな品物を扱う買取専門店では、多くの場合着物専門の鑑定士が常駐していません。

そのような場所で査定を行うと、スタッフが着物の良し悪しを判断できません。

そのため、本来ならば高額で取り引きできる着物も安価で買い取られてしまいます。

着物の買取を行う際には、着物専門の鑑定がいるかどうか必ず確認しましょう。

悪徳業者に不正査定される

着物の買取専門を装う悪徳業者には注意が必要です。

悪徳業者の手口は主に以下の3つに大別されます。

  • 押し買い:売るつもりのない着物まで買い取られてしまう
  • 買い叩き:価値のある着物と知りながら低価格で買い取る
  • 抱き合わせ:着物の買取を入口にして、実は貴金属の買取が目的

特に、アポなしで突然自宅を訪ね、着物の鑑定を行おうとする場合は、間違いなく悪徳業者です。

鑑定が始まると言葉巧みに利用者を誘導し、思い入れのある着物が不当に扱われてしまいます。

少しでもあやしいと思った場合は、鑑定前にはっきりと断りましょう。

着物買取でがっかりしないための対策

着物買取でがっかりしないためには、以下のような対策が必要です。

着物買取でがっかりしないための対策
  • 買取価格の相場を確認する
  • 口コミをチェックする
  • 査定額に納得がいかなければはっきりと断る
  • 需要期に着物を売る
  • 着物の専門買取店で査定する
  • 証紙を提示する
  • 着物の付属品もまとめて買取に出す
  • 着物の保存状態を良好に保つ
  • 買取前にクリーニングしない
  • 相見積もりをする

それぞれの対策について、以下詳しく解説します。

買取価格の相場を確認する

大切な着物の査定でがっかりしないためにも、買取価格の相場を必ず確認しておきましょう。

まず、手持ちの着物がどんな種類の着物で、シミや汚れがあるかどうかを確認します。

そうすることで、ある程度の相場を判断することができます!

事前にリサーチを行っておくことで、買取額が妥当な値段なのかをある程度予測することが可能です。

万が一買取額に納得がいかない場合にも、知識があれば適切な質問をすることができます。

依頼者は、査定のプロではないので、もちろん専門的な知識はありません。

しかし、業者任せではなく、売る側もある程度知識を蓄えておくと適正な価格で取引しやすくなるでしょう。

口コミをチェックする

口コミは、業者の信頼性を知るための重要な手段です。

多くの口コミで高評価を得ている業者は、丁寧な接客や適正な査定を行っていることが期待できるからです。

反対に、口コミが低い業者は、トラブルや不満が生じやすい可能性があります。

鑑定前に、利用者のニーズにしっかりと応えている、信頼性の高い業者かどうかを口コミで確認しましょう。

査定額に納得がいかなければはっきりと断る

着物の査定額に満足できない場合には、はっきりと断りましょう。

以下のような場合には特に注意が必要です。

  • 説明が曖昧
  • 不明確な理由で査定額を提示してくる
  • 態度が高圧的

大前提として、信頼できる業者は、査定額の説明を丁寧に行ってくれます。

しかし、少しでも不安材料がある場合には、一度査定を取りやめ、別の業者に依頼することもできます。

思い出の着物を安心して手放すためにも、納得のいく取引を心がけましょう。

需要期に着物を売る

着物の需要が高まる時期に買い取りに出すと、他の時期に比べて買取額が高くなります。

業者側も、需要期の着物は売れやすく、保管コストなどの経費もかからず済むからです。

着物ごとの需要が高まるシーズンは以下の通りです。

  • 振袖:成人式シーズン
  • 打掛、留袖、訪問着:結婚式が多く行われる5~10月
  • 色無地、訪問着:卒、入学式のある3~4月
  • 絽の着物(夏用の着物):夏

上記のように、着物にはそれぞれの着用シーンがあります。

同じ着物でも、需要が高まる時期に売るかどうかで買取額にも差が出てきます。

着物の買い取りを依頼する際には、着用シーズンの少し手前の時期をねらいましょう。

着物の専門買取店で査定する

着物を買取に出す際には、必ず着物の専門買取店へ依頼しましょう。

着物の専門的な知識のないスタッフは、着物の価値を的確に見極められないからです。

その結果、本来高値で取り引きできる着物も、査定額が下がってしまいます。

多くの品物を扱うリサイクルショップなどでは、多くの場合着物専門の査定スタッフが常駐していません。

したがって、買取に出す際には、必ず着物専門の査定員が在籍している買取店へ依頼しましょう。

証紙を提示する

証紙がある場合は、査定の際に必ず提示しましょう。

証紙は、着物の品質を証明する保証書だからです。

伝統工芸品として認められている着物や、有名産地で作られ確かな品質の着物には購入時必ず証紙が付けられます。

しかし、買い取り地の際に証紙がなければ、その品質を保証できません。

そのため、たとえ高級な着物であっても買取価格が低くなってしまうのです。

思い入れのある着物を少しでも高値で取引するためにも、証紙は大切に保管しておきましょう。

着物の付属品もまとめて買取に出す

買取の際に、草履やバッグ、帯締めなどの付属品もまとめて買取に出すと、買取額が高くなります。

着物に合わせた帯、またその他の小物などセットで購入したものは、そのまま売りましょう。

こうすることで、業者も買い取り後、一式をセットで売ることができます。

着物に付随する、帯や帯揚げ、帯締め、草履、バッグなどはセットで買い取りに出しましょう。

着物の保存状態を良好に保つ

着物の保尊状態は、買取時の価格に大きく影響します。

保管方法の悪さから、シミや汚れなどが着物に付いてしまうと、価値のある着物でも買取価格が著しく下がってしまうからです。

着物の保管する際には、普段から直射日光を避け、さらに湿度管理を行うなどの手入れを行い、保存状態を良好に保っておきましょう。

買取前にクリーニングしない

買取前のクリーニングはNGです。

クリーニングに出すことで、着物地が劣化してしまう場合があるからです。

シミがある場合などは「クリーニングを行いシミを除去して、少しでも高値で買取してもらいたい」と思うかもしれません。

しかし、クリーニングにより色落ちする、金箔がはがれるなどデメリットも発生します。

また、実際の買取額よりもクリーニング代が高額であれば結果損をしてしまいます。

上記のリスクを避けるためにも、買取前のクリーニングは避けましょう。

相見積もりをする

買取を依頼する際には、一つの店舗だけでなく、複数の買い取り専門店で査定を受ける「相見積もり」を行いましょう。

着物買取価格ははっきりとした基準がないため、買取店により査定額が異なる場合があるからです。

買取時は、必ずいくつかの買取店で見積もりを取り、最も高い金額を提示された店舗で買い取ってもらいましょう。

着物買取でがっかりすることにまつわるFAQ

着物買取が不可になるケースは?

シミや汚れ、カビやにおいなど状態の悪い着物は買取不可になることが多いでしょう。

買取価格が高い着物の特徴は?

状態が良く、かつ有名産地で作られたもの、人間国宝などの作家が手掛けたもの、証紙があるものが高く売れます。

買取価格が安い着物の特徴は?

ポリエステルの着物、浴衣、小紋など元値が安価なものは、買取額も低くなります。

「着物の高額買取なんてありません」って何?

着物が高値で買い取られるのは、全体のほんの数%です。高額買取を期待しすぎないことががっかりしないコツです。

まとめ

着物の買い取りでがっかりしないためには、いくつかのポイントを抑えておくことが大切です。

着物の市場価値を理解し、適切な手入れを行い、さらに信頼できる買取業者を選ぶことで、より良い査定結果を得ることができます。

大切な着物を納得のいく価格で手離すためにも、しっかりと準備をして満足のいく取引を行いましょう。

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